まいぷれ札幌市中央区編集部です。
入学・就職・転勤のシーズンになりました。ほかにも、ご自宅の引っ越しや高齢者の方が施設に入居されるなど、身の回り品の整理をしたい人も多いのではないでしょうか。また祖父母が他界され、そのままになっていたが、そろそろ整理を始めねばという場合もありますね。

そこで今回は、まいぷれの掲載店様でもある「買取専門店くらや札幌南店」の大平社長に突撃インタビューしてきました。　（取材日：2024年03月19日）

編集部：こちらのお店は、「買取専門店」ということですので、必要がなければ、ぶらりと立ち寄ってみることはしにくいと思います。そんな人達に代わり、色々とお話を聞かせてください。
大平氏：わかりました。なんでも聞いてください。

編集部：ありがとうございます。くらや様はチェーン店かと思うのですが、市内には何店舗くらいあるのでしょうか？
大平氏：札幌市内には2店舗で、ほかに旭川にも１店舗あります。チェーン本部は千葉にあり、お店は本州のほか、四国や九州にもあります。

●買取品の種類について
編集部：買取品としては、骨董品、古美術品、ブランド品などいろいろだと思いますが、得意分野といったことはあるのでしょうか。
大平氏：「高価買取」を掲げている店はたくさんありますが、宝石・貴金属中心とか、ブランド品中心など、店によって特徴があります。そんな中でも当店は、比較的幅広くいろいろな品を買い取れるのが強みかもしれません。

編集部：具体的にはどのようなものがありますか。
大平氏：宝石・貴金属はもちろんですが、ブランドものの時計やバッグ、ヴィンテージカメラ、高級陶器人形、古美術品、骨董品、刀剣武具、茶道具、焼き物（陶器）、書道具、勲章、記念コイン、切手、テレカなど取り扱っています。

編集部：それだけ、目利きできる人がいるということですか。
大平氏：そうです。私は一通り色々な品の鑑定をしていますが、各店の店長もそれぞれ得意分野がありますので、幅広く対応可能です。

編集部：ホームページを拝見したところ、「森伊蔵」や木彫りの熊、モデルガンなどもありましたが。。。
大平氏：そうですね。お酒も扱っています。モデルガンは、ＳＭＧマークがないと買取できません。
ところで木彫りの熊については、どんなイメージをもっていますか？シャケをくわえたような熊・・・？

編集部：はい。すぐ思い浮かぶのは、温泉観光地などでよく見かけたシャケをくわえた黒っぽい熊ですね。でも、ホームページにあったのは白っぽい木彫り熊でした。
大平氏：木彫り熊には大きく分けて二種類あります。シャケをくわえた黒っぽいのは、ほとんどが土産用としてのもので、値段がつかないものが大半です。もう一方の、木目をいかした白っぽくてシャケをくわえていないタイプのものは、有名な作者によるものであれば、結構いい値段になります。

編集部：ちなみに、いくらぐらいしますか？
大平氏：買取価格はサイズや作者、年代によって異なりますが、おおよそ5万円～50万円の範囲のお品が多いです。売る時は、タイミングにもよりますね・・・。

編集部：え～～っ！そんなにですか！！　そういえば、最近、某菓子メーカーでも「出てきた…山親爺…♪」とかって、コマーシャルしてますね。
大平氏：それとは違います！（笑）　が、鮭を背負っていても、高く買い取れる熊さんはいらっしゃいますよ。（笑）

●高く買ってもらうには
編集部：身の回り品を持っている人は、「売るなら、なるべく高く買ってくれる店で」と考えるのは当然と思いますが、高く買ってもらうにはコツのようなものはあるのでしょうか。
大平氏：古美術や骨董品は、まずホンモノかどうかが問題になります。きちんと見極めができる鑑定士かどうかを、簡単な質問でもいいので用意して、どう答えられるかで判断するのもいいかもしれませんね。

編集部：箱や説明書などが揃っているほうがいいんでしょうね。
大平氏：基本的には中身が肝心ですが、壺のように作者が誰であるか、書かれてある箱で判断されるようなものは、箱の有無で価値は大きく変わってしまいます。

編集部：ホームページには、「相見積もり歓迎」とありましたが。
大平氏：はい。本音で言えば、当店に優先的にお持ちいただきたいのはヤマヤマですが・・・でも、買取価格には自信も持っております。

編集部：高く買い取れるノウハウがあるということですか。
大平氏：ノウハウとは少し違うかもしれませんが、高く買うには、買ったものを高く売れる見込みがなければなりません。当店はチェーン本部の独自の販売ルートに強みがあります。
なので、そうした根拠のある値段で買い取らせていただいています。他店で値を確認された物でも、是非、当店へもお持ちいただければと思います。

編集部：正当に入手した物である必要がありますね。
大平氏：もちろんです。身分証明書（運転免許証など）も呈示いただいております。

●遺品整理と出張買取
編集部：親や祖父母が住んでいた家を処分するような場合、必ずしも宝石・貴金属やブランド品があるとは限りませんね。
大平氏：はい。でも、意外と値が付く品が眠っていたりします。古家の処分ということで廃棄物処理業者に依頼してしまうケースも多いようですが、「損をしないで！」と言いたいですね。

編集部：買取専門店に遺品の整理を依頼するのも気が引けると考える人が多いようにも思いますが。
大平氏：そこがポイントです。実は私共は「古物商許可」のほかに「遺品整理士」の資格も持っております（写真➋左側参照）ので、できる限りお客様のご要望に沿って幅広く対応できる強みがあるのです。
私共では、出張買取の際に、事前に希望されれば、廃棄物処理業者さんと一緒に出向くことができます。そこで遺品の査定をし買い取らせて頂くと同時に、廃棄物についても処理することによって、お客様にとってはワンストップの対応が可能です。

編集部：なるほど。それはいいですね！遺品整理には処分費用がかかりますが、買い取ってもらえる物があれば、その分だけ安くあがりますものね。
廃棄物処理と、値が付く品の買取りを、別々に依頼する手間が省けるのは、お客様にとって大きなメリットです。
大平氏：そうなんです。札幌市内では、信頼できる廃棄物処理業者さん２～３社と一緒に仕事させて頂いています。地方での出張買取の場合も、事前にご希望いただければ、そうした取組を検討したいと考えております。

編集部：地方への出張買取は、どのあたりまで可能ですか？
大平氏：基本的には、弊社店舗のある札幌市や旭川市の近隣市町村が中心となりますが、査定品がたくさんあるようであれば、全道どこへでも出向きます。もちろん、出張料、査定料などはかかりません。是非お気軽にご相談いただければと思います。

編集部：本日は、ブランド品や骨董品の買取り、そして遺品整理の最新事情を知ることができました。お忙しい中、ありがとうございました！

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